CASE STUDY

実践事例紹介

2025.11.03

 志共育実践事例②〈教育委員会:京都府亀岡市〉

夏の志ワークショップin亀岡市

基本情報

実施日:2025年08月04日(月曜日)/ 05日(火曜日)

実施時間:13:30~16:30

対象:中1〜中3 計14名(中3:3名 / 中2:4名 / 中1:7名)

実施場所:サンガスタジアム by KYOCERA 会議室 E-1
〒621-0807 京都府亀岡市亀岡駅北1丁目8番地2(最寄駅:JR亀岡駅)
ホームページ:https://sangastadium-by-kyocera.jp/

担当者:平田 由里子(一般社団法人 教育再生実行連絡協議会・講師)
アドバイザー・サポーター:計9名

ねらい

  1. 自分の想い・価値観を掘り下げ “志のタネ” を見つけ、志の一文を作る
  2. 志を伝わる形に磨き、発表・動画化で社会に向けた一歩を踏み出す
  3. 志を実現するための “行動計画(2W1H+マンダラチャート)“ に落とす

実施概要

目的:自分の「志(大切にしたいこと)」を言語化し、将来像・行動計画までつなげる

手法:2日間(各3時間)で【志を立てる→志を伝える】を体験
   対話・ワーク・発表・動画撮影まで一気通貫

成果:満足度100%と高評価
   自己肯定感・将来への希望感・社会貢献意欲が概ね上昇、発表の自信も育成

プログラム構成(2日間 / 各3時間)

  ➤ 1日目「志を立てる」
  ・未来そうぞうワーク → ハートトーク(対話)
  ・四魂(勇・親・愛・智)で自己理解/志動詞の抽出
  ・志方程式 → 志の一文づくり → プレ志発表

  ➤ 2日目「志を伝える」
  ・志ヒーローインタビュー(他者の物語を引き出す)
  ・2W1H法/マンダラチャートで行動に落とし込む
  ・伝わるプレゼンのコツ → 練習 → 志発表会(動画撮影)
  ・承認・メッセージカード/ふりかえり・事後アンケート

  使用教材例:志ワークシート、志ヒーローインタビュー、2W1H、マンダラチャート、
        志作文、発表ガイド
  ※学校導入時は45分×4コマ探究の連続授業にも組み替え可能

アンケートより:子どもたちの変化

 ・満足度:両日とも「満足/とても満足」100%
 ・自己肯定感:「今の自分が好きだ」——実施後に上昇(“あてはまる”の増加が顕著)
 ・将来希望:「将来に明るい希望」——2日目は“希望がない”がゼロ
 ・社会貢献意欲:「社会のために役立ちたい」——高水準で更に強化
 ・発表自信:伝え方のポイント習得でプレゼンへの自己効力感が向上

子どもたちの感想

 ・志の自信だけじゃなくて、伝える自信がついた
 ・初対面でも安心して話せた。否定されない場がよかった
 ・プレゼンは“プレゼント”という言葉が心に残った

子どもたちの「志」例(抜粋)

 ・安全な水にアクセスできる未来をつくるため、水資源インフラで人々を助ける
 ・動物が安心して生きられる社会のため、獣医として環境問題にも取り組む
 ・料理を通じて、まだ志を見つけていない人を支える
 ・美容でコンプレックスに寄り添い、世界中の子どもを笑顔に
 ・半導体エンジニアとして人々の生活を豊かに
 ・野球で世界の子どもをつなぎ、平和の輪を広げる